腫瘍(がん)がくも膜下腔へ転移した場合、腫瘍細胞は CSF の流れによって広範に散布された形をとることが多い(meningeal carcinomatosis)。 原発巣はやはり肺が最も多いようであるが、消化管のことも少なくない。
図A: 前頭葉から側頭葉にかけてくも膜が白濁しており、脳表が透見し難い。
図B: くも膜下腔に広がる腫瘍細胞。 ところどころで小さな腺腔の形成をみる(adenocarcinoma)。
図C: 腫瘍細胞は Virchow-Robin 腔へ浸入している。 ときに、さらに実質へと浸入し局所的な実質内腫瘍塊を形成することもある。
図D: ケラチン陽性の腫瘍細胞がみられる。