本邦において、脳外科医が扱う中枢神経系への転移性腫瘍は頭蓋内腫瘍の約 20% ほどであり、極めて頻度の高いものである。 原発部位は肺が圧倒的に多く(約 50%)、次いで、乳腺、消化管(大腸、直腸、胃)などが挙げられる。 臨床的には、原発巣不明のまま転移性脳腫瘍の摘出へという例や術前診断困難の例がまれでない。
図A: 出産後の若い女性にみられた灰白境界部を中心とした大小、多数の転移巣。
図B: その組織像は絨毛上皮癌 choriocarcinoma。
図C: 皮質下出血として発症した転移性脳腫瘍。
図D: その組織像は悪性黒色腫 malignant melanoma (amelanotic)。