もうひとつは脳幹 glioma である。 その殆どは橋に主座をおく(pontine glioma)。 約半数は小児(5〜10 歳が最も多い)に発生する。 男女差はないようである。 脳腫瘍中もっとも治療困難な腫瘍である。 剖検脳でみる組織像の殆どは glioblastoma である(生検時、比較的予後がよい astrocytoma の像を示すことがあるが)。
図A: 橋を中心に脳幹が腫瘍性に膨隆している。
図B: その割面では、小出血巣を混じた褐色〜灰色調、一部ゼラチン様の腫瘤の形成をみる。
図C: 小型腫瘍細胞が横橋線維間に密に認められる。 橋核の神経細胞が残存している(腫瘍グリア細胞と既存神経細胞の親和性)。
図D: Pseudopalisade の形成。