シュワン細胞腫 Schwannoma (神経鞘腫 neurinoma)は末梢神経のミエリン形成細胞である Schwann 細胞に由来する。 病理学的には良性腫瘍である。 全頭蓋内腫瘍の 5〜10% を占めるとされ、中年ないし高齢者に多い。 第 8 脳神経に圧倒的に多く発生する(聴神経腫 acoustic neuroma)。 小脳橋角部腫瘍の多くは聴神経腫である。
図A: 第8脳神経に発生した Schwannoma。 腫瘍内出血を起こしている。
図B: 紡錘形の腫瘍細胞が同じ方向に密に走り、細長い核が一列に並んだようにみえる(palisade)。
図C: 脊髄後根にみられた小さな Schwannoma。
図D: その腫瘍塊による神経線維束の圧排。 神経線維の腫瘍内混在はみられない(neurofibroma とのひとつの鑑別点) (neurofilament 免染)。