Increased intracranial pressure: IICP, Brain hernia
脳に激しい損傷が与えられた場合、頭蓋内圧亢進はヒトを死に導く最も危険な病態となる。 それは「脳浮腫(脳実質内の細胞間隙への血漿由来の水分の流入)」と 「脳を守るための closed box としての頭蓋骨」との関連で惹起される何とも皮肉な現象である。
図A: 新鮮な右視床出血。 脳回は平坦となり、脳溝は閉じ、中心線は変位し、さらに間脳・中脳が下方へ圧排されているている(中心性ヘルニア)。 高度の脳浮腫を反映した像である。
図B: 上面からみた帯状回ヘルニア。
図C: 右視床に原発した悪性グリオーマ。 同様の現象が緩徐に進行した例といえる。
図D: 小脳扁桃ヘルニア(脳幹グリオーマ:延髄が背側から腹側へ圧排されている)。