Watershed or boundary zone infarcts
分水嶺梗塞は心肺停止、ショック、不適切な降圧薬の使用などによる急激な血圧の低下や循環血液量の減少に起因して、灌流領域の境界部に起こる梗塞である。 とくに動脈の主幹部、例えば両側内頸動脈、の狭窄病変を有しているひとに起こる急激な血圧低下は最も危険である。
図A: 両側性に、前方から後方へと帯のように伸びる脳表面の変色とくぼみ(軟化の肉眼像)。
図B: 側面からみると同様の所見が前頭葉、後頭葉の部分にも明瞭である。
図C: 視床枕を通る冠状断の H-E 染色。
図D: 同じく K-B 染色。 前と中大脳動脈、および中と後大脳動脈灌流領域の境界部にやや時間を経た梗塞の像が認められる。