Lacunar infarcts, état criblé
ラクナ梗塞は一般的に 15 mm 以下の小梗塞で、大脳基底核、橋などの穿通枝領域に生じる梗塞のことである。 長期にわたる高血圧症を有する高齢者でよくみられる。 原因としては、細小動脈の硬化性変化とそれに伴う血栓形成が挙げられる。 その大きさによっては無症候のこともある。
図A: 左被殻に認められるラクナ梗塞。
図B: 橋底部に生じたラクナ梗塞。
図C: 図 B の光顕像で、その cystic cavity には macrophages (マクロファージ)が残存し、その壁にはかなり線維性をおびた反応性 astrocyte の増生がみられる。 Status lacunatus は組織破壊を伴う病的プロセスである。
図D:ラクナ梗塞と単なる血管周囲腔の拡大 status cribratus (図は基底核にみられたもの)とは異なる。