Moyamoya syndrome
もやもや病は本邦に比較的多い。 小児発症のものは脳の虚血性変化を主体とした病変を形成するが、成人例では独特な形の脳内出血を呈することが多い。 ここに示すものは成人発症例である。
図A: Willis 動脈輪とそこから出る多数の細い血管(もやもや血管)が明らかで、内頸動脈の断端は径が細く、粥状硬化を示しており、内腔はますます狭小化している。
図B: 中大脳動脈起始部で、内膜の線維性肥厚、内弾性板の蛇行がみられ、その内腔は著しく狭窄している。
図C: もやもや血管からの出血であるが多発性、再発性であることが多い。 それは脳室壁直下に出血原を有することが多く、ときに脳室内穿破を伴う。
図D: もやもや血管の閉塞に起因する多数の時期を異にする小梗塞巣とその融合性病変を示す。