Tuberculous meningitis
本症の発症は体内他部の結核病巣からの血行性伝播による。 原発巣としては肺結核の頻度が最も高いが、リンパ節、骨、腎なども挙げられる。 梅毒、サルコイドーシスと同様に慢性肉芽腫性炎症に分類され、その典型像は他臓器のものと同じであるが、急性期では滲出性炎症が主体である。 病変は脳底面を好んで侵し、 basilar meningitis とも呼ばれる。
図A: 脳底部に強いくも膜の肥厚およびくも膜下腔の混濁。 中脳周囲のくも膜下腔に高度の滲出物が存在(右)。
図B: くも膜下腔では高度の炎症細胞浸潤が認められる。
図C: ある程度時間を経た病変では乾酪壊死物質、多核巨細胞の出現が認められる。
図D: Ziehl-Neelsen 染色によって認められた結核菌(赤色)。