NFT と grumose 変性。 PSP は皮質下諸核が侵される疾患であるが、そこで認められる NFT は球型(globose type)を示す。 また、歯状核では、いわゆる grumose 変性がみられる。
図A: 黒質のメラニン含有神経細胞に認められた NFT。 AD やときに高齢者でみられる NFT に比し、その染色性が淡く、塩基性に乏しいのが特徴。
図B: Bodian 染色でみても AD や高齢者でみられる NFT よりその嗜銀性が弱い。 電顕的には、その径が約 15 nm の異常な線維である straight tubules で構成されている。
図C: 歯状核の高度の神経細胞脱落。 小さくみえる核の増加は反応性 astrocyte の増生を意味している。
図D: Grumose 変性はこの歯状核の残存神経細胞でみられる。 それはその胞体や樹状突起が顆粒状構造物に覆われたようにみえるもので、歯状核神経細胞の原発的変性とそれに対する Purkinje 細胞終末の二次的変性によって形作られている。