Striatonigral degeneration: SND
MSA-P は、病理学的にはまさに SND を背景にもつものである。 それでは病理学的に真の SND は存在するのか? その疑問は先に送ることとし、ここでは、臨床経過 2 年余のパーキンソニズム の剖検例をみてみる。 脳には外観上、著変なし。
図A: 橋は全く正常にみえる。
図B: 小脳に萎縮もなく、その皮質には Purkinje 細胞の脱落は指摘できない。
図C: 大脳の割面。 被殻には、さび色の変化が顕著であり、萎縮が明らか。 淡蒼球外節も多少変色し、萎縮性(この変化は被殻から出る線維の変性、消失を反映したものであり、淡蒼球の神経細胞そのものは保たれている)。
図D: その被殻では大型および小型神経が高度に脱落し、胞体、突起の明らかな astrocyte の増生(グリオーシス)がみられる。