神経細胞やグリア細胞の胞体や突起を電顕下に観察する上で、基本となる線維性構造物をみてみる。 図の全ては剖検脳の神経細胞から得られたものである。
図A: 微小細管 microtubules。 その径は約 24 nm (死後の変化がはやく、通常、剖検脳では形を留めていないことが多い)。 どんな細胞にもみられる。
図B: 異常な NFT (paired helical filaments)。 約 80 nm 間隔のくびれをもつ。 くびれの部でその径は約 10 nm、太い部で 20〜25 nm。
図C: 異常な straight tubules。 径は約 15 nm。
図D: Neurofilament の集積。 神経細胞に特有の中間径線維でその径は約 10 nm。 Astrocyte の glial filaments に相当。 正常に存在する線維は何となく柔らかに、一方、異常な線維は硬く映る。