加齢に伴う変化で最も関心がもたれるものが Alzheimer 神経原線維変化(neurofibrillary tangle; NFT)と老人斑(senile plaque)の出現ではなかろうか。 前者は、 80 歳も過ぎれば、ほとんどのひとにおいて、海馬を中心とした部位にみられるようになる。 後者は、新皮質において、やはり同様の多くのひとにみられるようになる。
図A: 海馬 CA1 に認められた NFT (Gallyas-Braak 染色)。
図B: その電顕像。 規則的なくびれを有する paired helical filaments (横断面では管状構造を示す)。
図C: 新皮質の老人斑。 その辺縁には嗜銀性を示す多数の神経突起。 左上のものにはその中心部(芯)に茶褐色に染まる amyloid の沈着が明らかである(Bodian 染色)。
図D: その電顕像。 Amyloid filaments の凝集(左上)とその周囲の腫大した軸索末端。